22.プラスターボードって?
プラスターボード(図面・仕上げ表上ではP.B.と略すことがあります)とは、別名『石膏ボード』といい、テレビCMで有名なところでは、吉野石膏のタイガーボードは一般の方にもよく知られている商品だと思います。
最近の建物内部の壁・天井などの多くがこのプラスターボードを採用しています。この写真は、ビニールクロスを貼る前に、ボードをとめたビス穴(クギ打ちだと後々浮き上がってくる事があるので、ビスで揉むのが当社の基準です)や、つなぎ目の隙間をパテでうめて、それをシゴイた(やすりで削って平滑にする作業)状態です。
これは、階段裏にプラスターボードを張り上げた写真。
芯材に石膏を固めたものを使い、その両面に厚紙で被覆されているのが見て取れます。
この石膏ボードは、防火性・耐音性に優れるため、火に強く、音を伝えにくいという特性を持っているため、万が一の時に備えると同時に、隣室・上下階での音の伝達を抑えてくれます。また、温度・湿度に対して、伸縮しにくいため、施工性も高い材料です。
一方で、湿気に弱く、水を含むと膨れてしまったり、カビの温床となることもあります。さらに、衝撃に弱く、思いっきり殴ると穴が空きます。そして、絵画や時計などの重量物を飾る際には、普通のビスでとめると、落下する恐れがあります。当然、手摺りなど荷重がかかる部分には適さない素材でもあります。
それを解消するために、エアコンなどの重量物を設置する場所には、あらかじめベニヤ板で下地を作っておきます。カーテンレールや吊り戸棚を付ける部分にも裏に木製下地を入れておかなければなりません。
洗面化粧台、洗濯機の周囲など、水が飛び散りそうな場所は、あらかじめ、薄緑色の耐水の石膏ボードを入れる事も多くなってきました。
さらに、『防火地域や準防火』なる防火指定が建築する地域によって、地方自治体により線引きがされていますが、防火地域・木造3階建てでは、石膏ボードの厚みを15mm(一般の壁は12.5mm)や2枚重ねや、最近では強化石膏ボードというもので、主要構造材を隠すように施工されます。
一般的には、壁に使用する石膏ボードは12.5㎜。天井は9.5mm(当社はそれを2枚重ね)。さらに防音性を考慮して2階(上階)の床には、28mmの合板と仕上げ材(フローリング等・12mm以上)の間に、12.5mm以上の石膏ボードを挟みこんで、さらに防音性を高めていますが(金額の高い遮音シートよりも実際に効果があります)、仕様は各社それぞれで、壁に9.5mmを採用している会社もありますが、壊れやすく、クロスの張替え時にも湿気でたわんでしまい仕上がりに難があります。
また、設計時は予想しえなかった壁に重量物を掛ける際には、ボードアンカーでとめることがありますが、出来れば下地チェッカーで下地に木材(柱・間柱等)がある部分に取り付けた方が安心感が高いです。909mmモジュールの在来軸組み構造の建物ならば、一般的に、45.45mmピッチで下地があると考えて差し支えないと思います(ちゃんと施工してあれば)。
◆もう一歩すすんだ質問には、キタザワのホームページの「建築・リフォームお悩みQ&A」でお答えしています。興味がある方はご覧ください。 トップへ



























































