ここまでやるか、マンションリフォーム
前回「マンションリフォーム、骨格が・・・」でご紹介しました、team‐N設計工房様とキタザワの共同工事が面白いことになってきました。
先生、この香りたつ綺麗な無垢材は何ですか? 「これは、ウッドデッキなどに使用する松系のレッドシダーです」 でも、色も香りも違いますが? 「防腐処理されていないので、本来の色と香りが引き立つのです」 ところで、どこに? 「浴室の壁に使用します。桧やサワラはよく使われますが、コストがかさみます。レッドシダーはお手頃ですし、外壁材にも使用されているくらいだから、耐水性はあると思われます。ただし試験してみないとお客様にお奨めできないので、自分のところでテストしてみるんです」
裏表両面から使える本棚。開放感を演出しています。お客様が来られたときだけ、スクリーンを下げるようです。普通なら、間仕切り壁にしてしまうところですが。
一段上がった掘りごたつスペースから・・・。そして、この窓の見える位置に入口を作成。「実は、この角度からの富士山の眺めが最高なんです」 計算されているんだ。設計の創作活動自体を楽しめそうですね。
先生、掘りごたつにしてはたくさんの収納のフタらしきものがたくさんありますけど? 「これを開けるとすべて収納なんです。しかも束がないので、長物も入れられます」 松下電工の〔畳が丘〕も人気ですが、これは、ブロックごとの区切りが無いところと、開口が大きいのも魅力です。
例のベッド兼収納スペースです。「この床材何だか分かります?」 んー、桧にしてはツヤがないし、バルサみたいに粗くもないし、分かりません。 「桐(きり)です」 確かに。でも、高級たんすに使用される桐なら、お値段も高いのでは? 「それが普通のフローリングと同程度か安いくらいです。ただし、欠点はやわらかいため、キズがつきやすいんです。これも試験なんです。キズをご愛嬌と思っていただける方には、このぬくもりは最高ですよ」 たしかに、素足で歩くと心地よいあたたかさ。ほんとに、いいですね。
このニッチもアクセントになっていいですね。 「たしかに奥のはニッチです。でもこの手前のは、ベッドに上がるための階段なんです。最後に手摺をつけます」 そういえば、ノンスリップの溝まで彫ってある。本当に建築を楽しまれているんですね。
サッシ上部の物入れもオシャレですね。 「これは、物入れと障子を入れるための枠を兼ねているんですよ」 この上枠、障子がすべる溝が長すぎませんか? 「コンクリートの壁の部分に引き込んで、全開放できるようにしてあるんです」 すごい・・・。
まだまだ、仕掛けがありそうなteam‐N設計工房さんのマンションリフォーム設計。これから先がますます楽しみになってきました。図面を見ているだけではここまで理解できませんでした。勉強になります。
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